もともと心臓が血液を押し出す力と、血液量、それに
血管の硬さが適切でないと血圧は高血圧や低血圧に
傾きます。
これらの最大血圧と最小血圧を正常値と見比べる
ことで何らかの異常が無いかを検査することが
血圧を測る意義でもあります。
日本血液協会のガイドラインによると正常血圧は
最大血圧が130mmHg未満で最小血圧が85mmHg未満と
されています。
ただし、この値は病院で計った場合の目安で、家庭で
血圧を測るときには、注意が必要です。
家庭で血圧測定する場合は、測る時間を極力同じ時間帯に
し、また、最低2回は計測するようにしましょう。
血圧計をこれから購入される場合は、上腕で測るタイプ
の血圧計がおすすめです。指や手首で測るものは
誤差が大きくあまりあてには出来ないので注意が
必要です。
高血圧の症状では、動悸や息切れなどが上げられますが
実際に高血圧が起こす最も大きな症状は動脈硬化です。
血圧が高い状態が続くことで血管が太くなり、血管の
内部が狭くなることでさらに高血圧を招くため、
高血圧は加速度的に悪化する傾向にあります。
しかも高血圧は血圧を測る以外には自覚症状が
無いため、気がついたときには重度の合併症が
併発しているということになりやすいため注意が
必要です。
低血圧は、冷え性やめまい、朝起床時のつらさ
下痢や便秘、肩こりや頭痛といった様々な
症状をおこします。
医学的に問題視される低血圧は、出血や重症貧血、
栄養失調症を原因として起こる低血圧です。
また、起きたり座ったりしている時に、めまいや
だるさを感じ、寝ているときには症状が緩和される
起立性低血圧というのがあります。
これは通常の低血圧とは少し違い、副交感神経が
正常に機能していない人によく起こる症状です。
血圧 高血圧や低血圧を正常値に